2008年11月26日

冬のスキンケア〜赤ちゃんの肌情報〜

冬のスキンケア〜赤ちゃんの肌情報〜


プクプクやわらかい赤ちゃんの肌。
大人よりもずっと綺麗に見えますが、
実は、赤ちゃんの肌は、とても乾燥しています。


NHKのすくすく子育てで、こんな実験結果が放映されました。

親子50組を対象に、
母親と赤ちゃんの、肌の乾燥度合いを調べてみると、

赤ちゃんの方が乾燥していた割合 ⇒80%
母親の方が乾燥していた割合   ⇒16%
同じだった割合         ⇒4%


と、圧倒的に赤ちゃんの方が乾燥していることがわかりました。

冬は、大人でも、スキンケアが欠かせない時期。
赤ちゃんの肌も、しっかり守ってあげたいものですよね。




産湯の概念が変わる!?〜胎脂について〜



最近、赤ちゃんの皮膚について、新しい事がわかりはじめ、
産湯に対する概念が、変わってきました。
今は、出産当日には、
産湯に入れない病院が、増えているそうです。
生まれてすぐにお湯につけてしまうと、
“赤ちゃんの大事な物” をとってしまうことがわかり、
世界的に入れない傾向に、なっているとのこと。

大事な物 、それは、胎脂(たいし) です。
胎脂とは、赤ちゃんがお腹の中にいるときにつけているもので、
薄黄色いクリーム状のものをいいます。
殆どの赤ちゃんは、これをつけたまま、生まれてくるのです。

では、何故、胎脂は必要なのでしょうか。

赤ちゃんは、生まれ出る寸前まで、
ずっと、水中で、生活していました。
その赤ちゃんが、産道を通って空気中に出てくると、
当たり前ですが、非常に乾燥します。
胎脂は、その乾燥を防ぐ事ができ、
また、ばい菌やウイルスからも守ってくれる、
言わば、 とったらもったいないもの なんですね。
胎脂は、放っておいても、3〜4日で消えていきますから、
産湯は、胎脂が無くなった、
5日目くらいに、入れるところが多いそうです。



赤ちゃんの皮膚の流れ


上記に書いたように、
生まれてすぐの赤ちゃんの肌は、胎脂に守られていますが、
それが無くなると、手も足も、急にカサカサになります。
そして、日がたつと、
カサカサだった皮がとれていき、綺麗になっていきます。

空気に触れても大丈夫なように、皮脂という脂が出るからです。

この皮脂は、たくさん出るので、
ブツブツができることもあります。
それが、新生児にきびです。

ただ、この期間は、ほんの一時期のこと。
この後、ホルモンの分泌は、
急激に下がり、皮脂は減ります。

この皮脂の少ない時期は、10歳くらいまで続きます。

しかも、赤ちゃんの表皮はとても薄くて、大人の 1/2。
皮脂も 1/3しかありません。

皮脂が少なく、皮膚が薄い。

スキンケアが大切だということがわかります。




赤ちゃんのスキンケアの大切さ


化粧品、総合メーカー スキンケア研究所で、
赤ちゃんの肌の、水分チェックをする実験が行われました。

やり方は、
1週間、赤ちゃんの、体の半分だけ保湿クリームを塗って、
水分の量をチェックする、というもの。


結果は、

保湿した腕の水分は     61.8%
保湿してない腕の水分は   18.1%


こんなに違いが出ました。


他にも、

保湿した足の水分は      43.1%
保湿しない足の水分は     16.6%

保湿したほっぺの水分は    38.1%
保湿してないほっぺの水分は  27.0%




さらに、肌の表面を拡大すると、
保湿している部分は、キメが揃っていますが、
してない部分は、ひび割れていました。




赤ちゃんの皮脂量の流れ


新生児にきびができるような、皮脂の多い時期は、
実は、生後1〜2ヶ月で終わります。
その後は、 人生の中で、
一番皮脂が少ない時期がやってきて、
それは10歳くらいまで続きます。

健康な皮膚は、表面にある皮脂膜が乾燥を防ぐので、
ばい菌や刺激を、バリアのように、はじいてくれます。
でも、皮脂膜が失われてしまうと、
皮脂膜がとぎれた隙間から、
ばい菌・ウイルス・紫外線・アレルゲン等の、
進入を、許してしまいます。

だから、痒い湿疹ができたり、
ばい菌・ウイルスによって、
感染する病気になってしまうのです。

みずみずしい肌を守ることは、
健康を守ることでも大事な事なんですね。




スキンケアの仕方



では、実際に、
上手なスキンケアとはどういうものか。



それは、簡単に言うと、

清潔と保湿 です。

保湿をする前に、まずは汚れを落として清潔にし、
その後、保湿をして、角質層を守る、
という2本立てです。

汚れを落とすときには、洗浄料を使うといいそうです。
でも、擦って皮脂まで落とさないよう気をつけましょう。

お風呂では、1歳前の赤ちゃんは、
ガーゼを使わず、母親の指が一番。
肌の感触もわかるし、ガーゼだと、
どうしても、皮脂まで落としてしまいがちです。

また、冬は湯温が高くなりやすいですが、
赤ちゃんの肌には、ぬるめがいいそうです。
熱いと、皮脂が流れやすいですから。

また、保湿はすぐにするようにしましょう。
時間が空くと、効果が落ちてしまいます。




皮膚トラブルがでた場合の受診の目安


皮膚トラブルで多いのは、生後2ヶ月くらいから出てくる、
赤ちゃんの湿疹(乳児湿疹)と、
その中に含まれる、アトピー性皮膚炎だと思います。

この2つは見分けがつきにくいので、
どちらかというのは、気になる方も多いのではないでしょうか。

乳児湿疹は、スキンケアでも治ることはよくありますが、
2ヶ月以上、とても痒い湿疹が続くようなら、
アトピー性皮膚炎を疑って、
専門医を受診する方がいいようです。



子どもに保湿なんて、余計な事だと思いがちですが、
今は昔と違って、環境汚染が進み、
子どもの肌にとって、よくない物が、
空気中に溢れています。
子どもの皮膚の表面の性状は、とても未熟で、
トラブルになりやすいもの。
早めのスキンケアを心掛けて、
綺麗なツルツルの肌を守ってあげましょう。

posted by まる at 17:34 | 子どもの病気・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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